東日本大震災に関するアンケート調査から見る市民と震災遺構の関係の展望:文献レビューを中心に

張思漢(千葉大学)・西坂涼(琉球大学)・古谷勝則(千葉大学)

C06

東日本大震災後の東北地域を含む広範な地域において、市民と震災遺構の関係の現状を把握し、将来の課題を明らかにするために、163件のアンケート調査を中心に据え、定量的および定性的な文献レビューを行った。その結果、アンケート調査の件数は2012年から徐々に減少していく。さらに、重要な研究キーワードと結果が総括された。考察や結論として、震災遺構はダークツーリズムの展開により、市民参加を含む災害リスク管理のモデルが提案された。また、今後の震災遺構に関するアンケート調査のテーマも提案された。