農地が点在する住宅地域の土地利用と鳥類出現状況との関係性について

木田実里・福井亘・高林裕(京都府立大学大学院)

E02

京都市北区の西賀茂と上賀茂の農地を対象に,鳥類調査と環境分類,相関係数と主成分分析による解析,先行研究との鳥類種の比較を行った結果,調査対象地は種が多様ではないが,繁殖期は夏鳥であるツバメ,越冬期は冬鳥であるツグミ等が飛来し,土地利用との関係性が見られ,OECMとして位置付けできる可能性を有すると考えた。