江戸時代以降の古市古墳群の植生景観の変化と要因

今西亜友美(近畿大学)・今西純一(京都大学)

E04

古市古墳群を対象として,江戸時代以降の植生景観の変化とそれに関わる人的要因について調査した。江戸時代から政府によって保護された陵墓は戦前から樹林で,戦後に優占樹種が針葉樹から常緑広葉樹林へ変化した。一方で,陵墓以外の古墳は戦前まで地域住民によって利用され,戦後に樹林化したものが見られた。