阿蘇くじゅう国立公園くじゅう地区の半自然草原および湿生草原におけるニホンジカの食害の影響

大窪久美子(信州大学農学部)

E15

近年、ニホンジカの増加による食害の影響で各地の貴重な在来植生が変質や減少しており、植物種の多様性低下が懸念されている。阿蘇くじゅう国立公園くじゅう地区でもニホンジカの食害が進行しているが、現状は明らかにされていない。そこで本研究では特に半自然草原および湿生草原での被食の状況について報告する。