耕作放棄地の谷津田を利用したヤナギの栽培の検討

黒岩洋一・渡部陽介・松岡達也(清水建設株式会社)

E01

千葉県富里市の耕作放棄地の谷津田で、現地に自生するヤナギの個体を利用してバイオマス生産を目的とした挿し木による増殖と栽培の検討を試みた。試験地周辺の湧水では硝酸塩の含有が確認され、この湧水が谷津田に供給されて湿地を形成している。この環境を利用して無施肥、無潅水で栽培した結果、良好な生長が確認された。