国立公園指定 90 周年を迎えて,国立公園の経済効果と今後の政策を考える


日時:2024 年6月 16 日(日)16:35~18:05

場所:名城大学天白キャンパス共通講義棟北 N107号室

目 的:日本で最初に国立公園が指定されてから本年で 90 周年を迎える。1934 年3月に瀬戸内海,雲仙,霧島が指定され,国立公園行政がスタートした。その後,時代の変遷とともに,国立公園として評価される自然景観は多様化し,指定地域も拡大した。公園の管理体制の拡充も進み,近年では,国立公園満喫プロジェクトもスタートしている。他方で自然を取り巻く社会経済的な潮流も大きく変化している。2022 年 12 月の生物多様性条約 COP15 の「昆明モントリオール生物多様性枠組」では,2030 年ミッションとして,ネイチャーポジティブの考え方が示された。2023 年9月には,TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)がリリースされている。自然を資本として捉え,経済の中で適正に評価していくことで,その保全や質の向上を図る取組みは国際的なトレンドになりつつある。わが国の国立公園についても改めてその経済的価値を見える化し,コストではなく,投資としての取扱い方を考えていくことも重要である。行政だけでなく,民間投資により国立公園の価値を向上させ,経済効果を高める仕組みづくりが重要である。こうした課題認識の下,国立公園の経済効果と今後の施策のあり方について考察を深め,100 周年に向けて国立公園の変容・進化を促すための契機とする。

主な参加者と役割:

1)趣旨説明
則久雅司(環境省自然環境計画課長)

2)国立公園の経済効果(経済循環)分析

2-1)栗山浩一(京都大学教授):環境研究総合推進費「国立公園の環境価値と利用者負担政策の評価手法開発に関する研究」の研究成果(中間評価を経て)(仮)

2-2)橋爪政吉(三重県志摩市長):自治体からみた国立公園の価値(仮)

3)国立公園の経済的価値を向上させるための取組

3-1)番匠克二(環境省国立公園課長):国立公園満喫プロジェクトから面的魅力向上の取組へ(仮)

3-2)大田原博亮((株)地域経済活性化支援機構 執行役員 マネージング・ディレクター):REVIC(地域経済活性化支援機構)の取組(仮)

4)ディスカッション「国立公園の経済価値とその向上のための投資(財源)のあり方(仮)」上記発表者の他

司会
愛甲哲也(北海道大学)

コメンテーター
下村彰男(國學院大學),寺崎竜雄(静岡県立大学),山本清龍(東京大学),町田怜子(東京農業大学)

連携する団体:自然公園研究会,環境省自然環境局

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